New Fire HD 8と旧モデルを技術資料で比較！新モデルは買い？

新しいFire HD 8タブレットが2024年10月3日に発売されました。

公式サイトからは何が新しくなったのが分かりにくいので、この記事で変更になった部分を解説します。

新しいFire HD 8（2024年）と旧世代（2022年）の違い

提供されている技術資料を使って、新しいFire HD 8（2024年）と旧世代（2022年）を比較してみたところ、違いは「RAM」と「リアカメラ」でした。

RAMは「2GB→3GB（ストレージが64GBのモデルは4GB）」に増加し、背面カメラ（リアカメラ）は「2MP→5MP」になっています。

価格は、ストレージ32GBのモデルが「￥13,980（税込）→￥15,980（税込）」へ値上がりしました。

それ以外の部分に違いはありません。

CPUやGPUは旧世代と同じで、Fire OSも「Fire OS 8」が採用されており「Android 11、APIレベル30」で変わっていません。

Google Playにも非対応です（Amazonアプリストアを利用）。

新しいFire HD 8（2024年）の基本情報

新しいFire HD 8（2024年）のスペックについて紹介しておくと、新しいFire HD 8は、8インチのHDディスプレイを備えた「エントリーレベル」のタブレットです。

強化アルミノシリケートガラスを使用した画面は、Apple iPad Mini （2021）と比較して、落下テストで2倍の耐久性があり、頑丈なデバイスになっています。

2024年モデルは、RAMが旧モデルの2GBから3GB（または4GB）にアップされ、アプリの動作やマルチタスクがスムーズになります（RAMは32GBが3GB、64GBが4GB）。

ストレージはmicroSDカードを使用して最大1TBまで拡張可能です。

バッテリーは充電5時間で最大13時間利用できます。

Google Playには非対応のため、Amazonが提供するアプリストアからアプリをダウンロードして利用します。Prime Video、Kindleアプリ、Audibleなどはプリインストールされているので、アカウントを紐づければすぐに利用可能です。

Alexaを搭載しているので、スマートホームデバイスの操作、通話、天気確認、予定の管理などを音声で簡単に行うことができます。

RAMが2GBから3GBに増えるとどのくらい変わる？

RAMが2GBから3GB（または4GB）に増えると、AnTuTuのようなベンチマークテストでは、スコアが少し向上します。

ただし、RAMだけがタブレットの性能を決めるわけではなく、CPUやGPUも大きく影響するため、RAMの増加が直接的に大きなスコア上昇につながるわけではありません。

3GBになれば、2GBよりも並行して処理する容量が増えるため、マルチタスクや重いアプリの動作時により安定して動作する傾向があります。

例えば、2GB RAMで、複数のアプリを開いたり、ゲームで遊んでいる時に、アプリの切り替えが少し遅く感じていたら、3GBでは、アプリの切り替えがスムーズになり、バックグラウンドにアプリをたくさん残しておいても動作が安定しているのを感じられるはずです。

また、ブラウザでたくさんのタブを開いていると、2GBだとタブを切り替えた時に自動的に再読み込みされることがありますが、3GBだとより多くのタブを同時に開いても、そのまま保持できる場合が多いです。

この他、2GBだと重いゲームやアプリでカクつきが起こりやすいのですが、3GBになるとこのカクつきが減り、動作が滑らかになることが多いです。ただし、ゲームによってはCPUやGPUの性能がより重要で、RAMの差よる違いを大きく体感できない場合もあります。

まとめ

ストレージ容量が多い64GBを購入すれば、RAMが4GBとなり、旧世代の倍になります。

その分、動作がスムーズになったのを感じやすいです。

ただし、CPUやGPUは旧モデルと同じため、今まで重かったゲームの動作が劇的に改善されるわけではありません。

どちらかというと、アプリを複数立ち上げたり、ブラウザでタブをたくさん立ち上げていたりした時の切替がスムーズにできる（並行して行える処理が増える）という点が改善されます。

旧モデルは在庫がなくなり次第、販売終了になるので、旧モデルでもいい人は早めにチェックしましょう！