Fireタブレットに新たな11インチモデル「Fire Max 11」が登場しました。
スペックはミドルハイクラスで、価格は3万円後半となっています。
同じ価格帯では2022年10月発売の「Redmi Pad」が競合に近いので、この2つのタブレットの機能を比較してみました。
初登場 Fire Max 11 タブレット(2023年6月発売)
※価格は記事作成時点のものです。最新の価格はAmazonでご確認ください。
Fire Max 11とRedmi Padの機能比較
Fire Max 11(2023年/第13世代)とRedmi Padを比較すると下記のようになります。
比較 | Fire Max 11 | Redmi Pad |
OS | Fire OS 8(Android 11、APIレベル30) | MIUI 13 for Pad based on Android 12 |
発売日 | 2023年6月 | 2022年10月 |
希望小売価格 | ¥34,980(64 GB) ¥39,980(128 GB) |
¥39,800(3 GB + 64 GB) ¥44,800(4 GB + 128 GB) |
ディスプレイ | 11インチ | 10.61 インチ |
解像度 | 2000 x 1200 px | 2000 x 1200 px |
CPU | Media Tek MT8188J | MediaTek Helio G99 |
プロセッサ | 8コア (2xA78@2.2GHz + 6xA55@2GHz) | 8コア(2xA76@2.2GHz + 6xA55@2GHz) |
RAM | 4 GB | 3 GB 4 GB |
内部ストレージ | 64 GB 128 GB |
64 GB 128 GB |
バッテリー | 7,500mAh | 8,000mAh |
microSDカード拡張 | 1TBまで拡張可能 | 1TBまで拡張可能 |
カメラ | リア:800万画素 フロント:800万画素 |
リア:約800万画素 フロント:約800万画素 |
WiFi | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 5 |
Blutooth | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.3 |
サイズ | 259 x 164 x 7.5mm | 250.38 x 157.98 x 7.05 mm |
重量 | 490g | 445 g |
その他 | Alexa利用可 | Google Play利用可 |
1)OS
Fire Max 11の初期OSは、Amazonの独自開発しているAndroid 11・APIレベル30同等の「Fire OS 8」です。Redmi PadはXiaomiが独自開発しているAndroid 12ベースの「MIUI 13」となっています。
Android 11も12もユーザーが感じる大きな違いはありません。
OSで重要なのは「Google Play」が使えるかどうかです。
Google Playは使えるのか?
Fireタブレットは、基本的に独自のアプリプラットフォーム「アプリストア」を持っており、初期状態でGoogle Playはインストールされていません。
そのため、後からグレーゾーンの作業でインストールが必要です。ただし、インストールしたからといって、全てのAndroidアプリが使えるわけではなく、利用できないアプリもあります。
また「Fire OS vNext」のように一時的にOSが変更されることもあり、突然Google PlayやAndroidアプリのインストールができなくなる可能性があって不便です。
一方、Redmi Padは基本的にGoogle Playが利用でき、いつものAndroidアプリをインストールして利用できます。
Androidアプリを使う前提であれば、「Redmi Pad」の方が安心です。
2)価格
Fire Max 11の価格は、ストレージ容量によって異なり、本体のみの場合は下記のようになっています。
メモリ+ストレージ容量 | Fire Max 11 価格 |
4GB+64GB | ¥34,980 |
4GB+128GB | ¥39,980 |
Redmi Padは、2022年10月発売だったこともあり、「希望小売価格から割引」されています。
Redmi Padはメモリとストレージ容量によって価格が異なり、2023年5月時点の実売価格目安は下記のとおりです。
Redmi Padはストレージ容量64GBの場合はメモリが3GBとなっており、ストレージ容量128GBの場合はメモリが4GBになります。
メモリ+ストレージ容量 | 希望小売価格 | 実売価格目安 |
3GB+64GB | ¥39,800 | 約¥34,500前後 |
4GB+128GB | ¥44,800 | 約¥36,900前後 |
3)ディスプレイ
ディスプレイは同じ解像度(2000 x 1200 px)ですが、Fire Max 11の方が11インチで大きくなっています。
Redmi Padのディスプレイは10.61 インチ。90Hzのリフレッシュレートを備えています(Fire Max 11は記載なし)。
メモ
リフレッシュレートとは、ディスプレイが1秒間に何回、新しい画像を描画できるかを指しており、90Hzの場合、画像は1秒間に90回更新しています。
4)プロセッサ
プロセッサは、タブレットの性能を比較するのに役立ちます。
Fire Max 11で利用しているプロセッサは、8コア(2xA78@2.2GHz + 6xA55@2GHz)で、Redmi Padは、8コア(2xA76@2.2GHz + 6xA55@2GHz)となっています。
コア数は「2 x 2.2GHz」と「6 x 2GHz 」で同じです。違いは「ARM Cortex-A78」か「ARM Cortex-A76」になります。
ARM Cortex-A78は、前世代(ARM Cortex-A77)よりもパフォーマンスが7%アップし、消費電子力も4%削減できています。さらにその前のARM Cortex-A76よりもA78の方が優れているのは間違いありません。
メモ
ちなみに、Fire HD 10(第11世代)のプロセッサは、8コア(4xA73@2GHz + 4xA53@2GHz)です。
プロセッサから判断すると、Fire Max 11の方がRedmi Padよりも優れていると考えられます。
5)RAM
メモリ(RAM)は、Fire Max 11は4GBのみ。
Redmi Padはメモリとストレージが一緒になっており、メモリ3GBの場合はストレージが64GB、メモリ4GBの場合はストレージが128GBになっています。
6)バッテリー
バッテリーは、Fire Max 11が「7,500mAh」、Redmi Padが「8,000mAh」となっており、Redmi Padの方が長持ちします。
7)microSDカード拡張
どちらもmicroSDカードを使って、最大1TBまでストレージを拡張可能です。
8)カメラ
どちらのタブレットも、フロントカメラ・リアカメラともに800万画素です。
Fireタブレットでは、Fire Max 11(第13世代)がはじめて800万画素のカメラを搭載します。
9)WiFi
Fire Max 11は、WiFi6対応です。一方Redmi PadはWiFi5。
「WiFi6」は「WiFi5」に比べ、最大通信速度が約1.4倍にアップしており、2K・4K・8Kのような高画質映像をみる時や、リアルタイム性が求められるゲームで遊ぶ時に快適さがアップします。
10)Bluetooth
Bluetoothはどちらも5.3に対応しています。
11)サイズ
Fire Max 11は11インチのため、サイズも重量もRedmi Padよりも大きく、重くなっています。
Fire Max 11専用キーボード・スタイラスペン
Fire Max 11には、専用「キーボード付きカバー」と「専用スタイラスペン」があり、一緒に買えばセット割で安くなります。
バラバラで購入する場合の価格はこちら。
商品 | 価格 |
Fire Max 11 スタイラスペン (Made for Amazon 認定取得) | ¥4,980 |
Fire Max 11 キーボード付きカバー | ¥10,980 |
セットで購入すると、980円~2,960円ほど安くなります。
セット内容 | ストレージ容量 | 個別購入価格 | セット価格 |
本体+スライラスペン | 64GB | ¥39,960 | ¥38,980 |
128GB | ¥44,960 | ¥43,980 | |
本体+キーボード | 64GB | ¥45,960 | ¥43,980 |
128GB | ¥50,960 | ¥48,980 | |
本体+スライラスペン+キーボード | 64GB | ¥50,940 | ¥47,980 |
128GB | ¥55,940 | ¥52,980 |
Fire Max 11 スタイラスペン (Made for Amazon 認定取得)

出典:Amazon
Fire Max 11 スタイラスペンは、Made for Amazon 認定取得の「Maxeye」ブランドです。Amazonブランドではありません。
単6電池で駆動し、USI 2.0規定対応でペアリング不要。マグネット内蔵のため、Fire Max 11の横側に付けることができます。
Fire Max 11のプロモーション動画をみると、やや視差がでるようです。

出典:Amazon
Fire Max 11 キーボード付きカバー

出典:Amazon
Fire Max 11 キーボード付きカバーは、文字通り、キーボードとカバーが一体化しています。
キーボードは、JIS配列(左上に日本語と英語を切り替えるボタンが付いる)で、トラックパッドがついており、ポイントの移動やピンチズームなどの操作も可能です。
Fire Max 11から電源を供給する作りになっており、セットアップも不要で利用できます。
本体の重さは、421.84g。
まとめ:Fire Max 11とRedmi Padの機能比較
以上、Fire Max 11とRedmi Padを比較してみました。
Google Playが最初から使えるという部分や価格では「Redmi Pad」の方が安心・便利・安いです。
実機が販売されてからベンチマークソフトなどで確認が必要ですが、確認できるスペックからは「Fire Max 11」の方が性能が高くなっています。
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出典:Amazon
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