ロジクール M575Sをレビュー:M575・M575S・M575GRの違いを紹介!

ロジクールのワイヤレストラックボール「M575S」をレビュー!

購入前に知っておくべきことやM575・M575S・M575GRの違いを解説します。

目次

ロジクール M575Sの特徴

トラックボールなので、マウス本体を動かす必要がなく、疲れにくく、省スペースで便利です。

また、充電式だと充電の手間がかかるのですが、M575Sは「単三形乾電池1個」で動かすことができるので電池が切れてもコンビニで買ってくることができます。

「Bluetooth」または「USB」を使ってワイヤレスで接続でき、Bluetoothの場合は最大20ヵ月、USBレシーバーを使った場合は最大24ヵ月まで連続利用が可能です。

Bluetoothがうまくいかない場合は、USBが使えるので安心です。

Windows、Mac、iPadでは利用できますが、Androidには対応していません。

なお、チルト機能はありません。

チルト機能とは、中央のホイールを左右に倒すことができ、それによって横スクロールができる機能のことです。
マウスを左右に動かすとスペースが必要になりますが、ホイールで横スクロールが可能なため省スペースで作業ができます。

M575Sの仕様

ロジクール M575Sの基本的な仕様は次のとおり。

スクロールできます
M575S
タイプ トラックボール
連続使用可能時間 ・Bluetooth使用時:最大20ヵ月
・USBレシーバー使用時:最大20ヵ月
バッテリー 単三形乾電池x1
接続方式 ・Bluetooth
・USB(無線アドバンス2.4GHz Unifying-USB)
ボタン数 5
チルト機能
対応OS ・Windows10、11 以降
・macOS 10.15 以降
・iPadOS 14 以降
・Linux
・Chrome OS
サイズ 10 x 13.4 x 4.8 cm
重量 145 g
発売日 2020/11/26

エルゴノミクスデザイン

ロジクール「M575S」は丸みのある特徴的なデザインです。

これは、自然な角度で握ることができる人間工学に基づいた「エルゴノミクスデザイン」によるもので、手首への負担を軽減できます。

トラッキング精度

センサー方式は、「オプティカル」でLEDセンサーを使っています。

通常400dpi(最大2,000dpi)の精度でカーソル操作ができるため、画面上の小さなアイコンやボタンも正確に指し示すことが可能です。

また、トラックボールの動きもスムーズでコリコリする感じはありません。

ワイヤレス接続

「ロジクール独自のUnifying-USB」と「Bluetooth」の2つのワイヤレス接続が可能で、最大10mの範囲で利用できます。

コードなしで使えるのでデスク回りがスッキリします。

「Unifying-USB」は、電池を入れるふたを開けるとUSBを格納できる場所があり、なくすリスクを減らせます。

実際に使ってみた感想

M575Sの外箱(パッケージ)

実際に使ってみて感じたメリットは「手が疲れない」という点です。ただし、使い慣れないとストレスがたまります。

手が疲れない

通常のマウスだと、左右に動かしたり、持ち上げたりする動作が必要になりますが、トラックボールは親指の操作だけなので疲れにくいです。

また、適度な傾斜が付いていて、自然な位置にホイールやボタンがあります。手にすっぽりと収まるので大きさもちょうどよかったです。

ページをスクロールしたり、クリックしたり、ネットサーフィンなら快適に使えます。

操作性

トラックボール自体は摩擦もなく快適に動きます。ただし操作には「慣れ」が必要です。

通常のマウスに慣れていると、細かい操作を親指だけで行うのが難しく、慣れるまで時間がかかりました。

ポインタの移動だけならすぐに慣れますが、「文字の選択(左クリック+マウスドラッグ)」が面倒です。

「左から右へドラッグして文字を選択する」のは比較的簡単ですが、「右から左へドラッグして選択」は難しいです。

対策としては、「Shift」+「選択したい文字をダブルクリック」で選択領域を増やしていくのがいいと思います。

ボタン

ボタンの反応速度は快適で、問題ありません。

ボタンは、「左・右クリックボタン」、「進む・戻るボタン」、「ホイールボタン(ホイールを押した時のボタン)」の5つあり、クリックボタンは300万回以上の高い耐久性を備えています。

人差し指の近くに「進む」「戻る」ボタンがありますが、「戻る」ボタンは押しやすいのに対して「進む」ボタンが少し遠くに感じました。

M575Sはロジクールの正規品?

公式サイトには、「ERGO M575」シリーズとして「オフホワイト」と「グラファイト」しかのっていないので、「M575S」がロジクールの正規品なのか不安になってしまいました。

ですが、ページを下の方に移動すると「M575S」がポツンと掲載されていました(なぜ「M575S」だけ別にしたのか不明)。

正規品かどうかを確認するために「シリアル番号」を登録したところ、正常に登録できました。

M575Sの価格と入手方法

M575Sの定価は「税込 7,370円」です。

Amazonでは、通常「7,080円」で販売されており、セール時は「4,489円~6,360円」まで安くなります。

そのため、購入タイミングとしてはAmazonのセール時がおすすめです(必ずしもセールで4,489円になるわけではありません)。

※価格は記事作成時点のものです。最新の価格はAmazonでご確認ください。

通常時は「M575WO」「M575GR」の方が安い

セールまで待てないのであれば「M575WO」「M575GR」も検討しましょう。

この二つはセールで割引になっても価格は変わりませんが、Amazonでの通常価格は「M575S」より安いです。

通常時の価格は次のとおり(2024/01/22時点)。

スクロールできます
モデル 通常価格
M575WO 5,973円
M575GR 6,009円
M575S 7,080円

M575・M575S・M575GR・M575OWの違い

ECサイトをみると「M575」、「M575S」、「M575GR」、「M575OW」という名称があって、どれがどう違うのか気になると思います。

整理すると、「M575」というのがモデルの総称で、その中に「M575S」「M575GR」「M575OW」の3つのタイプがあります。

その内、「M575S」はAmazon限定商品(?)というような扱いのようです。

M575モデルの「M575S」「M575GR」「M575OW」の違い

この3つは機能が同じですが「色」と「保証期間」が違います。「M575S」だけ保証期間が短いです。

スクロールできます
M575S M575OW M575GR
限定 Amazon限定
保証 1年保証 2年保証 2年保証
ブラック オフホワイト グラファイト

「ブラック(M575S)」と「グラファイト(M575GR)」の色の違いが分かりにくいので、比較画像を用意しました(下記画像)。

M575SとM575GRの色の違い

「ブラック(M575S)」はやや黄色がかった感じがするのに対し、「グラファイト(M575GR)」はスッキリしたグレー系という感じです。

正規品かどうかを確認する

シリアル番号を「製品登録」することで正規品かどうかを確認できます。

製品登録方法

製品登録を行うには、ロジクールのアカウントが必要になります。

以下、製品登録する手順です。

ロジクール公式サイトに移動して「メニュー」をクリック。

メニューからマイアカウントに移動する@ロジクールの製品登録する方法

「マイアカウント」をクリック。

マイアカウントを選択@ロジクールの製品登録する方法

アカウントがない場合は「アカウントの作成」をクリック。

アカウントがない場合は新規作成する@ロジクールの製品登録する方法

必要な情報を入力して「作成」をクリック。ここではメールアドレスを使って登録する例を紹介します。

Googleアカウント情報などを使ってアカウントを作成することもできます。

必要な情報を入力してアカウントを作成する@ロジクールの製品登録する方法

登録したメールアドレスに認証メールが送られます。

メール認証を行う@ロジクールの製品登録する方法

下記のようなメールが届くので「電子メールを確認」ボタンをクリック。

メールに届いたリンクからアカウントを認証する@ロジクールの製品登録する方法

アカウントが有効になったら「続行」をクリック。

ロジクールの製品登録する方法

画面下の方にある「製品登録」をクリック。

製品を購入する@ロジクールの製品登録する方法

シリアル番号を入力して「送信」をクリック。シリアル番号は「S/N:」に続く英数字です(製品カテゴリや製品サブカテゴリなどは選択しなくても大丈夫)。

シリアル番号は、外箱、または電池を入れる内側に記載されています。

もし、正規品のシリアル番号でなければ、この時点でエラーになります。

シリアル番号を入力する@ロジクールの製品登録する方法

タイプが表示されたら「ERGO M575S」の方の「CONTINUE」をクリック。

製品の種類を選択する@ロジクールの製品登録する方法

購入場所と購入日を入力し、必要であればメルマガのチェックを入れて「Submit」をクリック。

購入情報を入力する@ロジクールの製品登録する方法

登録完了画面が表示されれば完了です。

製品登録完了@ロジクールの製品登録する方法

公式サイトには製品としては記載されていませんが、「M575S」もロジクールの正規品としてシリアル登録ができました。

シリアル番号の場所

シリアル番号は、外箱の横にシールが貼り付けてあります。

ロジクール M575Sのシリアル番号を確認する方法

外箱を捨ててしまった場合は、M575の電池カバーを外した内側に書かれています。

ロジクール M575Sのシリアル番号を確認する方法

M575SとM575Saの違い

M575SとM575Saの違いについては、調べてもよくわからなかったのでお問い合わせして聞いてみました。

回答によると、M575Saは古いバージョンらしいく、手首に向かって左側に曲がっており、2年間の保証が付いている製品だったようです。現在その商品を購入できるのかは不明です。

ここまでしか分かりませんでした。

購入前に考慮すべき点

購入前に考慮すべき点としては、「デザイン」や「ゲーム」には不向きという点です。

トランキング精度は通常400dpi(最大2,000dpi)あるため高いのですが、ドラッグ&ドロップを使ったり、自分の思った位置に移動させたりするのが難しいため、デザインなどで使う場合は、通常マウスの方が使いやすいと思います。

まとめ:

以上、ロジクールのワイヤレストラックボール「M575S」について解説しました。

「M575S」は省スペースで手が疲れにくいエルゴノミクスデザインが特徴的なトラックボールです。BluetoothとUSBの両方で接続可能で、最大24ヵ月の連続使用が可能な長寿命バッテリーを備えています。

重要な点は以下の通りです。

  • 【エルゴノミクスデザイン】手首への負担を軽減し、長時間の使用でも快適
  • 【トラッキング精度】400dpiから2,000dpiの範囲で精密な操作が可能
  • 【ワイヤレス接続の柔軟性】BluetoothとUSBの両方に対応し選択可能
  • 【操作性】トラックボールは慣れが必要ですが、一度慣れれば快適な操作が可能
  • 【価格と入手方法】Amazonでのセール時が購入のチャンス

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