春や秋の花粉症の季節、鼻づまりがひどくなるとどうしても不快感が増しますよね。
「ハナクリーン」具を使えば、鼻の中を清潔に保ち、スッキリさせることができます。
この記事では、ハナクリーンの使い方やメリットについて詳しく紹介します。興味がある方は、ぜひ続きをご覧ください。
ハナクリーンとは
「ハナクリーン」は、東京鼻科学研究所が販売している鼻の中を洗浄するための機器です。
サーレと呼ばれる洗浄用の粉を水に溶かして利用することで、鼻の中のよごれを洗い流してスッキリさせることができます。
ハナクリーンを使ってみた感想
鼻うがいは、鼻の粘膜を痛めるので止めた方がいいというのを見たり、イッテQであさこさんが5リットルの高速鼻うがいで市民を騒然とさせたりするのを見ていたので怖いイメージがありました。
そんな中、半信半疑で「ハナクリーン α」を購入して試してみたら、めちゃ鼻がスッキリ!
万年、片方が鼻づまりで両方の鼻が通ることはほとんどなかったのですが、ハナクリーンを使って洗浄すると両方通るようになりました。
春や秋には花粉やブタクサの影響で、ランニング後の鼻水がすごかったのですが、一回洗浄すれば不快感がなくなりました。
「改善すればいいな」くらいでしたが、個人的にはかなり満足です!
メリット
使ってみて感じたメリットは、つまっていた鼻がスッキリすることと、のどの上らへん(上咽頭といわれる辺り)のムズムズ感も減ります。
風邪とかではなくても、鼻水がひどい時に、1日1回使えば翌日も鼻がスッキリ通っています。
デメリット
水道水だとつーんとしてしまうので、サーレと呼ばれる洗浄剤の購入が必要になります。
とはいえ、「使いたい時にないと困る」というのがデメリットです。
解決方法としては、生理食塩水を作って、浸透圧を人の体と同じにした水を利用すればサーレとほぼ同じになります。
実際に、300mlの水に4gの食塩を混ぜて作った食塩水で洗浄してみたところ、つーんとせずにできました。効果もほぼ同じです。
ですが、食塩はいろいろなパーツの劣化を早める可能性があるので、可能な限りサーレを使った方がいいと思います。
ハナクリーンの種類
ハナクリーンには3つの種類があります。
どの種類も手動で電動式はありません。
項目 | ハナクリーンS | ハナクリーンα | ハナクリーンEX |
容量(1回分) | 150ml | 300ml | 300ml |
使い方 | ボディプッシュ式(手動) | ピストンポンプ式(手動) | ピストンポンプ式(手動) |
部品交換 | ノズル:1年に1回 ボトル:2年に1回 |
ノズル:1年に1回 ボトル:3年に1回 |
ノズル:1年に1回 ボトル:3年に1回 |
温度計 | 〇(38~44℃) | 〇(38~44℃) | 〇(38~44℃) |
セット内容 | 本体+サーレS/10包 | 本体+サーレMP/30包 | 本体+サーレMP/30包 |
希望小売価格 | 4,345円(税込) | 9,350円(税込) | 10,670円(税込) |
ハナクリーンSは、本体をプッシュしてノズルから水を出して洗浄するタイプです。
ノズルは3本のシャワーがでるようになっており、水圧は本体を押すときの力の加減で調整します。
約40℃の水(150ml)と付属のサーレを入れて鼻洗浄を行います。
水の温度は、本体についている温度計で確認できるので、温度計などを使う必要はありません。
通常、鼻の中に水を入れると痛くなってしまいますが、ハナクリーンにはサーレと呼ばれる洗浄剤が付いており、これを水に混ぜて利用することでつーんとせずに、気持ちよく鼻洗浄ができます。
サーレは、塩化ナトリウムと香料としてメントール・ペパーミントが微量入っている洗浄剤です。1%の食塩水とほぼ同じものになります。
ハナクリーンαは、ハナクリーンSの2倍の水300mlで洗浄ができます。
ノズルは広角3本シャワーになっており、本体プッシュではなく、ピストンポンプ式なので水圧の調整がしやすくなっています。
温度計などの基本的な機能はハナクリーンSと同じです。
付属のサーレがサーレMPになっていますが、内容成分は同じで、1回分の分量が違うだけです。
サーレSは1.5g、サーレMPは3gになっています。
ハナクリーンEXは、ハナクリーンαと同じ水300mlで洗浄ができます。
ハナクリーンαとの違いは、ノズルの部分でシャワー/ストレートの切替ができ水流が調整できます。また、ホースがコイル状であることです。
膿が採れない人はストレートが利用できるEXがいいと思いますが、ハナクリーン公式サイトでは、製造終了しています(販売サイトでは購入可能です)。
ハナクリーンαを選んだ理由
私が購入したのは、ハナクリーンαです。
ハナクリーンEXは、公式サイトで製造を終了しているため、部品なども販売終了するかもしれないと思ったのでやめました。
また、ハナクリーンαと比較しても機能に大きな違いはなく、ホースがコイル状になっている分、乾燥しにくくバイ菌が繁殖しやすい気がしました。
なので、購入するなら「ハナクリーンS」または「ハナクリーンα」のどちらかです。
Sとαの主な違いは、ポンプのやり方と洗浄容量になります。
Sは本体を押して水圧調整が必要なので面倒な気がしたため、ポンプ式でやりやすそうなαを選びました。
実際にポンプ式はやりやすいし、洗浄容量も300mlあって鼻を洗っている感じがしていいです。
鼻洗浄は、ノズルを鼻に交互に入れて洗浄しますが、一回ノズルを抜くと、鼻の中の水も全て出てきます。そのため、再度、鼻の中に水をためるのに数回ポンプが必要になり、もし、150mlだったら洗浄に使える水が減ってしまい、洗浄感が物足りなかったと思います。
なので、ハナクリーンαでよかったと思います。
ハナクリーンの購入場所と価格
実際に購入しようとすると気になるのが価格です。
でも、安心してください。
希望小売価格は高いのですが、実際の販売先では半額くらいで販売しています。
販売先にはAmazonとヨドバシカメラがあります。
価格は2024年7月15日時点のものです。
販売先 | ハナクリーンS | ハナクリーンα | ハナクリーンEX |
希望小売価格 | 4,345円(税込) | 9,350円(税込) | 10,670円(税込) |
Amazon | 2,636円(税込) | 5,427円(税込) | 5,473円(税込) |
ヨドバシカメラ | 2,900円(税込) | 5,970円(税込) | 6,020円(税込) |
安く購入するならAmazonがおすすめです。かく言う私もアマゾンで買いました。
洗浄剤サーレ
ハナクリーンでは、鼻がつーんとしないように「サーレ」という洗浄剤を水に混ぜて利用します。
サーレには、サーレSとサーレMPがあり、成分は同じですが内容量が異なります。
ハナクリーンSを利用している場合は、サーレS(1.5g)を利用し、ハナクリーンαまたはEXを利用している場合は、サーレMP(3g)を利用しましょう。
サーレもAmazonで購入できます。
- サーレS(50包x2):2,630円(2024/7/18時点)
- サーレMP(60包):2,620円(2024/7/18時点)
ハナクリーンαの使い方
購入したハナクリーンαの使い方を紹介します。
利用頻度
公式では、毎日2~3回、起床時、帰宅時、就寝前の利用をオススメしています。
個人的には、花粉時期は1日2~3回、それ以外の時期はその都度という感じです。
基本的な使い方
私の場合、給湯器で40℃に設定すれば、温度調整が簡単なので、お風呂で使うことが多いです。また、服を濡らす心配もありません。
ハナクリーン本体にサーレとお湯を入れてかき混ぜ、最後にポンプ部分を取り付ければ準備完了です。
ノズルを鼻に入れて、ゆっくりピストンポンプを押します。最初の1プッシュではホースに水が通るだけで、水はでてきません。2~3回プッシュするとでてきます。
最初は怖いので、ゆっくりピストンを押して水を入れていき、慣れてきたら少し強めでも大丈夫だと思います。
水が鼻の中にいっぱいになると、反対側の鼻から水が出てきます。
鼻うがい時は「エー」と発声しながらプッシュすることで、中耳炎になるのを防げます。
交互に5回プッシュして、洗浄水がなくなるまで行えば完了です。
手入れ
ハナクリーンの手入れは、「使用後」、「月1回」、「月2回」でやることがあります。
使用後(毎回)
中性洗剤で洗い、ノズル内部は本体に1/3くらい水をいれて、ピストンを押して洗います。
後は自然乾燥させるだけです。
パイプ・Oリングの手入れ(月1回)
ポンプ部分のチューブを引っこ抜いて、Oリングやシャフト部分の汚れをふき取り、白色ワセリンをOリングに薄く塗ります。
白色ワセリンは、ドラッグストアで50g 400円程度で売っています。
消毒(月2回)
公式で月2回やった方がよいとされているのが、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒です(約30分)。
次亜塩素酸ナトリウムの製品には「キッチンハイター」があります。
適切な量を使って希釈して利用すればOKです。
部品交換
公式サイトでは、各パーツの部品交換を下記の期間で推奨しています。
- ノズルホース交換:1年に1回
- パイプ交換:3年に1回
ハナクリーンの口コミ
以下、ネットのハナクリーンの口コミです。
よいものばかりを集めているわけではなく、悪い口コミというのがないです。
ハナクリーンαデビュー。
かなりすっきりするな・・・— FA電拓 (@takuwebcom) July 13, 2024
ハナクリーン……
控えめに言うて最高やな🤣って単なる鼻うがいやけどな‼️
— 一丸 (@DMotimo) July 10, 2024
鼻洗い洗浄機の老舗(らしい)
ハナクリーンα というものを買ってみた。
初使用。
なんだこれー!最高じゃないかー!
やり易いし気持ちいい!
副鼻腔炎やアレルギーの薬飲み続けるより
ずっと、根本的に長期的に考えると凄く良い気がする。#レコーディングに向けて#歌う身体管理維持#最善を尽くす pic.twitter.com/ZCWgju0OhQ— 初田悦子 (@hatsutaetsuko) July 9, 2024
ハナクリーンS届いちゃった(!)から、意を決して震えながら準備してやってみた
やったから言える事だけど1ヶ月近くビビって鼻うがい拒否ってたのが馬鹿らしいくらいwまずは付属のサーレで続けてみる後鼻漏感でダダ下がりのQOLが復活しますように🙏 pic.twitter.com/P7eFOeDmK0
— z (@U007A) July 5, 2024
青っぱながしつこくて噛んでも気持ちよく出ないので鼻うがいした。そしたら出た。鼻うがいすごいわ。ハナクリーンSってやつ。まだしつこくいるっぽいので日に何度ややって、カルボシステインも飲んでおく。
— sushi (@RCRQ5qfs1911099) June 4, 2024
よくある問題と対策
ノズルを入れた方の鼻から水が出てくる
ノズルを入れた方の鼻から水が出てきて、反対側や口から水がでてこないことがあります。
公式では、洗浄能力はどれでもほぼ同じとうたっているので無理に反対側から出す必要はないです。
生理食塩水の作り方
サーレがない場合は、生理食塩水で代用できます。
生理食塩水は、体液と同じ浸透圧を持つ塩水で家庭でも簡単に作れます。
300mlの水に、4gの食塩を加え、よくかき混ぜて溶かします。
完全に溶けるまでしっかりとかき混ぜてください。
これで、生理食塩水の完成です。
ただし、塩なので機器にはあまりよくない気がするので、頻繁にはやらない方がいいかもしれません。
まとめと感想
「ハナクリーン」は、鼻洗浄器具で、サーレと呼ばれる洗浄用の粉を水に溶かして利用します。
鼻の中を清潔に保つことで、鼻づまりやアレルギー症状を軽減できるため、特に花粉症の季節や風邪の予防に役立ちます。
私自身も「ハナクリーンα」を使用していますが、両方の鼻が通るようになり、特に春や秋の花粉の季節に効果を実感しています。洗浄後のスッキリ感は非常に満足度が高いです。