Fireタブレットは、独自の「Fire OS」を採用しています。
「Fire OS 7」までは、非公式でGooglePlayをインストールして、Androidアプリが利用できました。ですが、「Fire OS 8」からは、GooglePlayを排除する傾向にあります。
そのため、Androidアプリを使うなら、最初からGooglePlayが使える「Androidタブレット」の購入がおすすめです。
GMS認証済みのタブレットであれば、Androidアプリをインストールして使うことができます。
この記事では、Fire HD 10 Plus同等、またはそれ以上のおすすめAndroidタブレットを紹介します。
Fire HD 10 Plusのスペック
「Fire HD 10 Plus」のスペックは、下記のようになっています。
※価格は記事作成時点のものです。最新の価格はAmazonでご確認ください。
Fire HD 10 Plus(第11世代) | |
コア数 | オクタコア |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 32GB、64GB |
OS | FireOS7(Android 9) |
ディスプレイ | 10.1インチ |
解像度 | 1920x1200 |
カメラ | リア:500万画素 フロント:200万画素 |
価格 | ¥18,980(32GB) ¥22,980(64GB) |
CPU(Antutu V9) | 約17.4万 |
Fire HD 10 PlusのAntutuスコアは約17.4万です。
Antutuのスコアの見方
Antutuは、スマートフォンやタブレットなどのベンチマークアプリです。対象の機種にAntutuアプリをインストールして、複雑な処理を実行させることで、その機種の性能を測定できます。
Antutuのスコアの見方は下記のとおりです。ただし、Antutuバージョンによって多少異なります。
なお、ハイエンドモデルの性能があがれば、ミドルやローモデルのスコアも底上げされるので、スコアはあくまで目安です。
Antutu(V9) CPUベンチマークスコア | 参考機種 | |
ハイスペック | ・50万以上 ※重いゲームでもサクサクプレイ可能。 |
・iPad/第10世代(約75万) ・Xiaomi Pad 5(約54.2万) |
ミドルハイスペック | ・40~50万 ※重いゲームもそこそこプレイ可能。 |
・iPad/第8世代(約41.1万) |
ミドルスペック | ・30~40万 ※重いゲームもプレイはできるがカクカクすることがある。 |
・Redmi Pad(約35.8万) |
ミドルロースペック | ・20~30万 ※サイト閲覧・動画・電子書籍の閲覧は問題なし。重いゲームはカクカクする。 |
・OPPO Pad Air(約25.7万) ・TECLAST M40Pro(約24.3万) ・TECLAST T40Pro(約24.3万) |
ロースペック | ・20万以下 ※サイト閲覧・動画・電子書籍の閲覧は問題なし。重いゲームはカクカクするので快適にはプレイできない。 |
・Fire HD 10 Plus/第11世代(約17.4万) ・Fire HD 8 Plus/第10世代(約9.4万) |
なお、2022年10月時点、Antutuがハイスペック(各社のAndroidスマートフォンのフラグシップ)としているスマートフォンは、Antutu(V9)のベンチマークスコアが90万以上、ミドルレンジのスコアは50万となっています。
Global Top10 Best Performing Android Phones, October 2022
おすすめAndroidタブレット
Fire HD 10 Plusと同等もしくは、それ以上のスペックのAndroidタブレットを紹介します。
モデル名 | Xiaomi Pad 5 | Redmi Pad | OPPO Pad Air | TECLAST M40Pro | CHUWI HiPad Air |
プロセッサ | Qualcomm® Snapdragon™ 860 | MediaTek Helio G99 | Qualcomm® Snapdragon™ 680 | Unisoc T618 | Unisoc T618 |
コア数 | オクタコア | オクタコア | オクタコア | オクタコア | オクタコア |
メモリ | 6GB | 3GB | 4GB | 6GB | 6GB |
ストレージ | 128GB | 64GB | 64GB | 128GB | 128GB |
OS | MIUI 12.5 for pad (Android 11ベース) | MIUI 13 for Pad based on Android 12 | ColorOS 12 based on Android 12 | Android 11 | Android 11 |
ディスプレイ | 11 インチディスプレイ | 10.61 インチディスプレイ | 10.3 インチ | 10 インチ | 10.3 インチ |
解像度 | 1600 x 2560 | 1200x2000 | 1200x2000 | 1920x1200 | 1920x1200 |
カメラ | リア:1300万画素 フロント:800万画素 |
リア:800万画素 フロント:800万画素 |
リア:800万画素 フロント:500万画素 |
リア:800万画素 フロント:500万画素 |
リア:500万画素 フロント:500万画素 |
バッテリー | 8720mAh | 8000mAh | 7000mAh | 7000mAh | 7000mAh |
microSDカード拡張スロット | ✕ | ✕ | ✕ | 最大512GB | 最大512GB |
価格 | ¥59,800 | ¥34,800 | ¥37,800 | ¥30,900 | ¥24,900 |
CPU(Antutu V9) | 約54.2万 | 約35.8万 | 約25.7万 | 約24.3万 | 約17.9万 |
Xiaomi Pad 5 | Redmi Pad | OPPO Pad Air | TECLAST M40Pro | CHUWI HiPad Air |
Xiaomi Pad 5
Xiaomi(シャオミ)は、中国北京市に本社を置く総合家電メーカーです。公式サイトは日本語化されているので、書いてある内容が分かるので安心できます。
iPadに対抗できるAndroidタブレットといえば、「Xiaomi Pad 5」と言われるくらい高性能なタブレットです。
スペック
Xiaomi Pad 5のAntutuスコアは、約54.2万で「ハイスペック」に入る性能です。重いゲームも快適にプレイできます。
リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換える回数)も120Hz(120回/秒)なので、よいゲーム体験ができます。
価格
価格は、¥59,800ですが、Amazonセールなどで¥51,800前後の価格まで下がることがあります。
口コミ
良い口コミは、下記のとおり。
- ゲーム用に購入。ぶっちぎりでよい。バッテリーの持ちがよい。熱くならない。
- 性能・画質・バッテリーともに満足、Androidタブレットならこの一択。
- 動画・ゲーム・ネットサーフィン用に購入。ヌルヌル・サクサク動く。
悪い口コミには、下記のとおり。
- バッテリーが膨張して本体が曲がった。
- microSD拡張スロットがない。
- 値段が高い。
Redmi Pad
同じく、Xiaomi(シャオミ)のAndroidタブレットです。Xiaomi Pad 5の廉価モデルといえます。
スペック
Redmi PadのAntutuスコアは約35.8万です。重いゲームになるとカクカクしてきます。
価格
3GB+64GBが、¥39,800です。Amazonでは割引で、¥34,800くらいまで安くなります。
OPPO Pad Air
OPPO(オッポ)は、中国東莞市に本社を置くスマートフォンメーカーです。
スペック
OPPO Pad AirのAntutuスコアは約25.7万なので、TECLAST M40 Proと比較すると、それほど大きな違いはありません。
価格
価格は、¥37,800ですが、Amazonセールなどで¥34,400程度になります。
口コミ
良い口コミは、下記のとおり。
- ネットサーフィンや電子書籍で使う場合は問題なし。
- 期待していなかったけど、スピーカーの音、操作感もサクサク動いて、思ったよりよかった。
悪い口コミには、下記のとおり。
- GPSがない
TECLAST M40 Pro
TECLASTは、中国広州市に本社を置く家電メーカーです。公式サイトは日本語化されており、お問い合わせもできます。
スペック
「TECLAST M40 Pro」のAntutuスコアは約24.3万です。ブラウザでサイトを見たり、動画を見る分には十分なスペックですが、重いゲームはカクカクする可能性があります。
TECLASTには、上位機種に「TECLAST T40 Pro」があります。メモリ増設、カメラ性能アップが主な違いとなっており、タブレットのマシンスペックだけであれば、「TECLAST M40 Pro」で十分です。
価格
「TECLAST M40 Pro」は29,800円ですが、Amazonセールやクーポンなどで22,900円程度で購入できます。
口コミ
良い口コミには、下記のものがあります。
- ネットサーフィン・動画・Youtubeでは問題ない。
- 画質はよく、細かいところまで問題なく見える。タッチパネルの反応もよくサクサク動く。
- コミックシーモア・Rentaなどの漫画アプリやAmazonプライム、Netflixも問題なくみられる。プロセカも使える。
悪い口コミには、数か月で電源が入らなくなった、タッチパネルが反応しなくなった、すぐに壊れてしまったなどがあります。
- 2ヶ月は問題なく使えていたが、2ヶ月経つとタップしても反応しなくなった。
- WiFiのつながりが悪い。
CHUWI HiPad Air
CHUWI(ツーウェイ)は、中国深圳市に本社を置く電子機器メーカーです。公式サイトも日本語化されていて各タブレットの性能を確認できます。
スペック
CHUWI HiPad AirのAntutuスコアは、約17.9万となっており、Fire HD 10 Plusと同程度の性能です。
CHUWIには、上位モデルにHiPad MaxとHiPad Proがあります。
価格
価格は、Amazonセールやクーポンなどで20,000円前後が相場となっています。
口コミ
良い口コミは、下記のとおり。
- マンガと動画をみるだけなら問題なし。
- Youtube、Netflixの再生は問題なく、サクサク動く。
- 処理能力も期待通りで画面も大きく見やすい。
悪い口コミには、下記のとおり。
- 30分使っていると本体裏面が熱くなる
【まとめ】Androidタブレット
Fire HD 10 Plusと同等か、それ以上のAndroidタブレットについて紹介しました。
Fireタブレットが、FireOS8(2022年リリースのFireタブレット)からGooglePlayの排除をはじめたので、Androidアプリを使うのであれば、最初からGooglePlayが使えるタブレットの購入をお勧めします。
重いゲームをプレイしたいのであれば、「Xiaomi Pad 5」がおすすめです。それ以外で、サイト閲覧・動画・電子書籍に使うのであれば「TECLAST M40Pro」などのロースペックで十分です。
Fire HD 10 Plusと同等のスペック・価格帯であれば、CHUWI HiPad Airがほぼ同程度になります。