アタックシャーク(Attack Shark)のマウスは、どのモデルを選べばいい?
性能や機能などが分からなくて、どのマウスにすればよいか迷うことがあります。
アタックシャーク(Attack Shark)は、ゲーミングマウスですが、ポーリングレートやコストパ重視などによって選択が分かれます。
そこで、この記事では、アタックシャークの主要なマウスモデルの違いや特徴を徹底比較し、それぞれのおすすめポイントをわかりやすく解説します。
- アタックシャークのモデルを比較
- ポーリングレートや技適などの技術的な違い
- 使用シーン別のおすすめモデル
アタックシャーク(Attack Shark)とは?

「アタックシャーク(ATTACK SHARK)」は、主にゲーミング周辺機器を開発・提供している会社です。
高性能なセンサーや軽量設計、トライモード接続などを特徴とする製品を、手頃な価格で提供しています。
ゲーミングマウスといえば、RazerやLogicoolがベストですが、値段が高いので比較的安いものを探している時に見つけました。
アタックシャーク マウスのモデルの種類

アタックシャーク(Attack Shark)のマウスには、XシリーズとRシリーズがあります。
Xシリーズ
高性能センサー、軽量性、トライモード接続、長いバッテリー寿命などをバランス良く備えたモデルが多い印象です。
- センサー
- PixArt PAW3395などの高性能センサーを搭載、高DPIと高精度
- 重量
- 軽量なモデルが多い
- 接続方法
- トライモード接続(2.4GHzワイヤレス、Bluetooth、有線)に対応
- バッテリー
- 長時間駆動が可能なモデルが多い
- 形状
- 比較的エルゴノミクスデザインを採用したモデルが多い
- 充電ドック
- 一部のモデルには充電ドックが付属している
Rシリーズ
Xシリーズの特長に加え、特に超高ポーリングレートによる究極の低遅延と、マグネシウム合金などの素材による更なる軽量化を追求したモデルが多いと言えます。
より競技性の高いゲームをプレイするなら、Rシリーズが適しています。
- センサー
- PixArt PAW3395やより高性能なPAW3950などを搭載
- ポーリングレート
- 超高ポーリングレートに対応、より低い遅延と滑らかな操作感がある
- 重量
- Xシリーズと同様に軽量だが、マグネシウム合金などの素材を使用することで、さらに軽量化を図っている
- 接続方法
- トライモード接続に対応
- 素材
- 一部のモデルでは、マグネシウム合金製の筐体を採用し、軽量性と高剛性を両立
アタックシャークのマウスを徹底比較

アタックシャーク(Attack Shark)マウスのXシリーズとRシリーズを、それぞれ別々に比較した結果を紹介します。
※表中の「参考価格」は公式サイトの価格を参考にしています。
「Xシリーズ」のマウスを比較
アタックシャークのXシリーズの主要なマウスを比較すると次のようになります。
モデル | センサー | 最大DPI | 最大ポーリングレート | 重量 | 加速速度 | 移動速度 | 接続方法 | サイズ(mm) | 参考価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
X1 | PAW3395PRO | 40000 | 1000Hz | 約53g | 50G | 650IPS | トライモード | 121.8 61.2 38 | 6,645円 |
X3 | PAW3395 | 26000 | 8000Hz | 約49g | 50G | 650IPS | トライモード | 118.5 61 39.7 | 5,907円 |
X3MAX | PAW3950 | 42000 | 1000Hz | 約49g | 50G | 750IPS | トライモード | 118.5 61 39.7 | 7,827円 |
X3PRO | PAW3395 | 26000 | 8000Hz | 約59g | 50G | 650IPS | トライモード | 118.5 61 39.7 | 11,520円 |
X6 | PAW3395 | 26000 | 1000Hz | 約49g | 50G | 650IPS | トライモード | 118.3 62 37.3 | 7,236円 |
X11 | PAW3311 | 22000 | 1000Hz | 約63g | 40G | 400IPS | トライモード | 128 64 40 | 5,168円 |
「Rシリーズ」のマウスを比較
アタックシャークのRシリーズの主要なマウスを比較すると次のようになります。
R2とR2PRO、R3とR3PROの違いは、PROには「マウスコイルケーブル」が付いていますが、Rにはついていません。
マウスの性能はRもPROも同じです。
モデル | センサー | 最大DPI | 最大ポーリングレート | 重量 | 加速速度 | 移動速度 | 接続方法 | サイズ(mm) | 参考価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
R1 | PAW3311 | 18000 | 1000Hz | 約59g | 40G | 400IPS | トライモード | 123 64 41 | 4,430円 |
R2 | PAW3950 | 42000 | 8000Hz | 約45g | 50G | 750IPS | トライモード | 117.6 61.8 38.9 | 15,504円 |
R2PRO | PAW3950 | 42000 | 8000Hz | 約45g | 50G | 750IPS | トライモード | 117.6 61.8 38.9 | 16,242円 |
R3 | PAW3395 | 26000 | 8000Hz | 約46g | 50G | 650IPS | トライモード | 119 61 36 | 14,765円 |
R3PRO | PAW3395 | 26000 | 8000Hz | 約59g | 50G | 650IPS | トライモード | 119 61 36 | 15,651円 |
R6 | PAW3950MAX | 42000 | 8000Hz | 約39g | 50G | 750IPS | トライモード | 118 60 38 | 9,745円 |
ゲーミングマウスを選ぶ時によく出てくる用語
- トライモード
-
「トライモード」は、一つのデバイスが3種類の接続方法に対応していることを指します。
- 2.4GHzワイヤレス
- USBドングルを使用するワイヤレス接続
- 遅延が少なく、安定した通信が可能
- Bluetooth
- USBドングルなしでワイヤレス接続可
- 複数のデバイスとの接続切り替えが容易、省電力
- 有線(USBケーブル)
- USBケーブルでPCと直接接続
- 遅延が最も少なく、バッテリー切れの心配がない
- 2.4GHzワイヤレス
- センサー
-
数字が大きいほど高性能。
- PixArt PAW3950MAX
- PixArt PAW3950
- PixArt PAW3395PRO
- PixArt PAW3395
- PixArt PAW3311
- PixArt PAW3212
- ポーリングレート
-
「ポーリングレート(単位:Hz)」は、マウスが1秒間に何回PCに位置情報を送信するかを示す数値です。
例えば、ポーリングレートが1000Hzの場合、マウスは1秒間に1000回、つまり1ミリ秒(ms)ごとにPCに情報を送信しています。
ゲーミングマウスでは高いレートの方がよい。1000Hzであれば良好。
- 高いポーリングレート
- メリット
- マウスの動きが滑らか&正確にPCに反映される
- カーソルの遅延が少なくなり、動きの速いゲームではダイレクトな操作感を得られる
- デメリット
- PCへの負荷がわずかに高くなる、バッテリー消費が若干早くなる
- 高ポーリングレート(8000Hz)はゲームが対応していないと効果がない
- メリット
- 低いポーリングレート
- メリット
- PCへの負荷が低い、バッテリー消費を抑えられる
- デメリット
- カーソルの動きが若干カクつく、遅延を感じやすくなる
- メリット
- 高いポーリングレート
- DPI(Dots Per Inch)
-
マウスを1インチ動かした際に、画面上のカーソルが何ドット移動するかを示す数値です。
一般的には、400DPIから3200DPIの範囲内で設定することが多い。
- 高いDPI
- マウスを少し動かすだけで、画面上のカーソルが大きく移動する
- 高解像度モニターの場合、少ないマウスの動きで画面全体をカバーできる
- 低いDPI
- マウスを大きく動かさないと、画面上のカーソルが移動しない
- より精密なエイミング(照準合わせ)が求められるゲーム(FPSなど)で好まれる
- 高いDPI
- 加速速度
-
「加速速度」とは、そのマウスが物理的に検知できる最大加速度のことです。
例えば、「50G」という加速速度は、そのマウスのセンサーが、地球の重力加速度の50倍の加速度まで正確に動きを追跡できることを意味します。
多くの高性能ゲーミングマウスは、加速速度が40G~50G程度が多いです。
- 激しいマウス操作への追従性
- 加速速度が高ければ、マウスを素早く大きく動かした時でもセンサーが正確に追従する
- 激しいマウス操作への追従性
- 移動速度
-
「移動速度」とは、最大トラッキング速度を示す数値です。
IPS (Inches Per Second) という単位が使われ、マウスが1秒間に認識できる移動距離を表します。
例えば、「750IPS」という数値は、そのマウスが1秒間に最大750インチ(約19メートル)の速度で移動しても、正確に動きを読み取ることができることを表しています。
750IPSはゲーミングマウスとしては非常に高い数値(高精度)です。
- 高速なマウス操作への対応
- FPSのような動きの速いゲームでは、高いIPSを持つマウスほど、高速な動きに対しても正確にカーソルを追従させることができる
- 高速なマウス操作への対応
使用シーン別:おすすめモデル

FPSに最適なモデル
FPSにおいては、軽量性、高ポーリングレート、高速なセンサー応答、加速速度、移動速度が重要です。
この条件を満たすモデルとして、Rシリーズが最適です。
その中でも「R6」は、39gという驚異的な軽さに加え、最大DPI 42000・ポーリングレート8000Hz・移動速度750IPSというスペックを持っています。
eスポーツレベルの反応速度を求めるプレイヤーにおすすめです。
MMO・マルチキー操作に向いたモデル
MMORPGや作業系においては、サイズ感・安定性・多機能性が重視されます。
長時間使用でも疲れにくく、汎用性の高いモデルが適しています。
「X11」は、63gとやや重めで大型ですが、DPI 22000・ポーリングレート1000Hzで十分な操作感があります。
価格重視のマルチ用途モデルとしておすすめです。
初心者・価格重視ユーザー向けモデル
操作性のバランスと価格を重視する場合は、コストパフォーマンスに優れた「X3」がおすすめです。
5千円台という価格ながら、PAW3395センサー・8000Hz・49gとバランスの取れた性能をもっており、入門用としては定番!
まとめ

アタックシャークのゲーミングマウスは、コストパフォーマンスのよい製品です。
「X3」や「R6」などの人気モデルは、軽量・高性能・多機能という3拍子がそろっています。
用途別には、FPSに利用するなら「Rシリーズ」。
その中でも「R6」がハイスペックで最適な商品です。
オンラインゲームなどの作業用なら「X11」。
価格と機能の両方から選ぶなら「X3」がおすすめ。
ゲーミングマウスを選ぶ時は、ポーリングレートやサイズ感、重量などを確認したうえで自分に合うマウスを選択しましょう。