FireタブレットにGooglePlay(グーグルプレイ)は違法なのか?:メリットやリスクを紹介

疑問

FireタブレットにGoogle Play(グーグルプレイ)をインストールするのは違法?
Google Playは必要なの?メリットとデメリットは?

FireタブレットにGoogle Play(グーグルプレイ)をインストールして使うのは違法なのかどうかを分かりやすく解説します。

さらに、本当に必要かどうか、メリット・デメリットを理解した上で自己責任で使いましょう。

目次

FireタブレットでGoogle Playのインストールは違法なのか?

FireタブレットにGoogle Play(グーグルプレイ)を正規の手順でインストールできないので、基本的にブラックに近いグレー(違法になる可能性がある)です。

Google Playの著作権などはGoogleにあるはずですが、それを第三者(Googleではない誰か)がAPKファイルでアップロードして提供しているので、まずはここが違法と言えます。

次に、それをダウンロードして利用するのが違法かどうかというと、改正著作権法(2021年1月1日施行)の「民事措置」でアウトになる可能性があります。

①民事措置: 違法にアップロードされたものと知りながら侵害コンテンツをダウンロードすることについて、一定の要件の下で、私的使用目的であっても違法(著作権侵害)となる。著作権者は、ダウンロードした者に損害賠償請求や差止請求ができる。
②刑事罰: 侵害コンテンツのダウンロードについて、正規版が有償で提供されているものにつき、ダウンロードを継続的に反復して行う場合は刑事罰の対象となる。
【参考】契約ウォッチ

この記事読んだ時点でアウトになってしまいます。

ですが、Google Playは有料アプリではなくアプリ配信サービスなので、有料アプリを無料で使うような、刑事罰に該当する利用とは違うのがせめてもの救いです。

現状は、Google Playは無料ですし実際の課金はアプリ側になります。また、アプリ課金によりGoogleも儲かるので、大人の事情で目をつぶってもらっている感じだと思います。

逆にAmazonの収益低下(本来ならAmazonコインでアプリを遊んでほしい)につながる可能性があるので、Amazonがどう出るかで変わってくるかもしれません。

これが、Google Playは「自己責任で使いましょう!」ということです。

Google Playのインストールは自己責任

前述のように、Google Playのインストールは自己責任なので、インストールしたことでFireタブレットが故障しても補償されません。

例えば、「お店で万引きしたお弁当で、おなかを壊したから治療費払え!」とは言えないですよね。

それと同じです。

FireタブレットにGoogle Playを入れる必要はある?

上記のリスクを避けるために、まずは、FireタブレットにGoogle Playが本当に必要かを考えましょう。

FireタブレットにGoogle Play(グーグルプレイ)はついていませんが、専用の公式アプリストアがあります。

公式アプリストアはGoogle Playとは別物ですが、Google Playから移植されているアプリもあったり、個人が作って提供しているアプリもあります。

どうしても、見つからない、使い慣れたAndroidアプリをどうしてもダウンロードしてインストールしたいなどあると思いますが、できるだけ公式アプリを使いましょう。

Google Playなしでも使える

Google Playがなくてもアプリストアのアプリもかなり多くリリースされているので、軽く使う程度であればアプリは見つかると思います。

よく使うアプリをピックアップすると下記のものがあります。

アプリストアのアプリ

  • Youtube
  • TikTok
  • Disney+
  • Netflix
  • 放置少女
  • モンスターストライク
  • ファイルマネージャー
  • ZOOM Cloud Meetings
  • ColorNote(メモ帳アプリ)
  • Yahoo!ファイナンス

かなりヘビーに使わなければ、Google Playは必須ではありません。

むやみやたらとインストールするのはやめましょう。

FireタブレットにGoogle Playを入れるメリット

FireタブレットにGoogle Playを(グーグルプレイ)をインストールするメリットには下記のものがあります。

Google Playを使うメリット

  • 利用できるアプリが多くなる
  • アプリが使いやすい
  • アプリを安心して利用できる

利用できるアプリが多くなる

アプリストアとGoogle Playを比較すると使えるアプリの数が違います。

正確なアプリリリース数はわかりませんが、検索してみるとわかります。

例えば、ファッションコーディネートのアプリを探した場合、アプリストアではゲームアプリが表示されてしまいますが、Google Playでは下記のようにファッションに関連するアプリが表示されます。

Google Playで表示されるファッションアプリ

  • WEAR ファッションコーディネート
  • ZOZOTOWN ファッション通信
  • XZ(クローゼット)
  • Rakuten Fashion
  • SHOPLIST.com
  • GRL(グレイル)
  • GU(ジーユー)
  • Pastel(パステル)

また、アプリストアでは、マンガアプリ、グルメアプリ、ライブ配信アプリも著名なものがほぼ使えません。

ジャンルによっては、ほしいアプリがほぼないのでGoogle Playを使うメリットはかなり大きいです。

アプリが使いやすい

Androidスマートフォンを使っているユーザーであれば、利用したことのあるAndroidアプリが使えるので、使いやすいです。

例えば、FireタブレットにはSilkブラウザという独自のブラウザがありますが、Google Playをインストールすれば、Chromeブラウザをダウンロードして使えるようになります。

おそらく、Chromeブラウザの方がSilkブラウザよりも使いやすいと思います。

アプリを安心して利用できる

Google PlayのAndroidアプリは、レビューやダウンロード数などでアプリの質を判断できます。

アプリストアのアプリは、サムネイルからして個人が作っていそうなアプリが多く、レビューも数年前のものがあったりと、インストールしてみないと本当に使えるかどうかわかりません。

その点、Google Playであれば、使えるアプリが検索上位にきてますし、上位にきているアプリは企業が作っているアプリが多いので安心して利用できます。

FireタブレットにGoogle Playを入れるデメリット(リスク)

前述のブラックグレーに加えて、FireタブレットにGoogle Playを(グーグルプレイ)をインストールした時のデメリットには下記のものがあります。

Google Playを使うデメリット

  • Google Playが使えなくなるリスクがある
  • Fireタブレットが使えなくなるリスクがある
  • すべてのアプリが使えるわけではない

Google Playが使えなくなるリスクがある

Google Playアプリは、非公式でインストールしているため、Amazonや本家Googleに規制されると使えなくなるリスクがあります。

また、Fireタブレットのシステムアップデートなどのプログラム変更で使えなくなる可能性に注意が必要です。

そして、実際に、2022年発売のFireタブレットから利用できなくなってしまいました。

2022年発売のFireタブレットでもGoogle Playはインストール&ログインできます。

また、インストールしたGoogle Playを使ってAndroidアプリのインストールも可能です。ただし、一部のアプリはインストールや起動ができません。

2022年発売のFireタブレットは「第12世代」のタブレットです。

2022年発売・第12世代のFireタブレット

  • Fire7(2022年発売)
  • Fire HD 8(2022年発売)
  • Fire HD 8 Plus(2022年発売)
  • Fire7 キッズモデル(2022年発売)
  • Fire HD 8 キッズモデル(2022年発売)

2022年発売のFireタブレットはFireOS8を採用しているため、それにあったAPKファイルをインストールすれば利用可能です。

Fireタブレット(Fire OS8)にGooglePlayをインストールする方法

Fireタブレットが使えなくなるリスクがある

逆に突然Fireタブレットが起動しなくなることがあるかもしれません。

Fire OSのアップデートなどで自動で再起動がかかった際に、GooglePlayが原因で起動できなくなる可能性があります。

こうなると、再起動では起動しないので、Fireタブレットのリブートが必要になります。

リブートやリセットを行うと、Google Playのゲームデータやアプリの一時データなどは消えてしまいます。

また、Kindle本や撮影した写真や動画など、Fireタブレットにあるファイルは全て消えてしまいます。

FireタブレットのOSアップデートを手動にすることで回避できますが、セキュリティやシステムアップデートはした方がいいので、遅かれ早かれインストールが必要になります。

毎回バックアップを取るようにしておいた方がいいです。

このFireタブレットが突然使えなくなるのが最大のリスクです。

すべてのアプリが使えるわけではない

Google Playをインストールしても、すべてのAndroidアプリが使えるわけではありません。

実際に、ジャンプ+(ジャンププラス)はインストールは成功しますが、アプリを起動しても接続がうまくいきません。

【まとめ】Google Playを使うかどうかは自分で決める

まとめると、デメリットよりもメリットの方があって使っていますが、Google Playの利用はブラックに近いグレーです。

なお、デメリットにあるような、利用停止は今のところはありませんが、バックアップはこまめにとっておいた方が安全です。

もし利用する場合は「違法と知っているかどうか」がポイントなので、とある政治家のように「記憶にございません」の自己責任利用になることを忘れないようにしましょう。

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